畳ベッドの使い方がぼんやりとしてイマイチはっきりしない人が多いようです。
畳ベッドはご高齢の方に選ばれることが多いと思います。
反対に若い人が検討することは少ないと思いますが、買わないけどその存在は誰もがなんとなく知っていたりします。
知ってはいても最近の家はほとんどがフローリングになり、畳の和室のある暮らしすらしたことがない人も増えてきており、さらに畳ベッドとなるといよいよそのメリットも理解しにくかったりするでしょう。
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目次
我が家の畳が落ち着くと評判
私は以前は長い間フローリングの家に住んでいましたが、現在は古い日本家屋に住んでいてもちろん畳の床です。
家に友達の小さい子供が遊びに来てくれると、畳にゴロゴロ寝っ転がったりしてニコニコしてくれます。
友達もたいてい「なんか落ち着くね」を連発してくれます。
私には10代の子供がいますが、その子の友達もやはり「ホッとする」とか「落ち着く」とか言ってウチを気に入ってくれているようです。
毎日住んでいるとボロい家だとも思いますが、心の奥底ではやっぱり私もこの家が大好きです。
皆さんの誉め言葉に内心「そうでしょ、そうでしょ」とうなずいていたりします。
そう、やっぱり畳って落ち着くんです。
ゆるぎない畳の魅力を備えたベッド
長く受け継がれた和の心がDNAにでも刻まれているのでしょうか?
畳になじみのない小さな子供から高齢者まで年齢に関係なくホッとできるのです。
落ち着く ホッとする
これは畳の最大の魅力です。
最近では外国人にも畳に興味を持つ方がでてきているようです。
そうなると国境すら飛び越える素敵なアイテムだったりします。
そのゆるぎない畳の魅力を比較的簡単に味わうことができるのが畳ベッドなのです。
最初にも高齢者の方に畳ベッドが選ばれることが多いと書きました。
高齢者には畳はより身近な存在でしょう。昔は多くの家に畳の部屋がありました。
一方、やはり若い人にとって畳は、魅力的ではあるけれど身近ではなくなってしまっています。
そんなわけで畳ベッドの使い方もぼんやりしているので購入を考える時、選択肢に入れにくいという現実があるのではと思います。
若い人でも畳の魅力をしっかり感じるのに、とてももったいないことだと思います。
「あきらめないで畳ベッド!」
今回はそんなためらいのある人に向けて、「あきらめないで畳ベッド!」という思いを込めて、畳ベッドの使い方を説明することでハードルを低くしたいと思い記事を書くことにしました。
冬にフローリングにコタツを置いてミカンを食べてみてもなんだか落ち着かない、そんなあなたににぜひ読んでいただけたらと思います。
畳が足りないのではないですか?畳が!
畳ベッドの使い方の曖昧さがためらいの元凶に
畳ベッドに興味があるのになぜためらってしまうのかというと、先程もふれたように畳が身近ではなくなってしまって使い方がぼんやりしていること、それに加えてもう一つ大きな理由があるのではと思います。
それが、「寝心地が悪そう」ということではないでしょうか?
実はこのイメージも使い方がぼんやりしていることが原因になっているかと思います。
そもそもが畳ベッドは、畳やフローリングの床に直接敷布団を敷いて寝るような床敷き派の人のためのような印象があるのではと思います。
もちろん床敷き派で固めの寝心地が好きだという人にうってつけのベッドでもあります。
しかし、最近では生まれた頃からベッドで寝ている人も多く、ベッド派の人には固そうで寝心地悪そうにうつります。
畳ベッドと普通のマットレス付きのベッドを頭に思い浮かべてみても、どう考えても普通のマットレス付きベッドの方に軍配が上がるのではと思います。
でも、普通のベッドでもマットレスをどけるとすのこになっていたりしますよね。
すのこの部分が畳になっているだけなのです。
使い方は簡単です。
寝心地が気になるベッド派の人は、マットレスさえ敷けば解決するのです。
畳ベッドに薄型マットレスを使って寝心地重視
もちろんベッドのように20㎝前後の厚さのマットレスは、畳ベッドの使い勝手や、湿気対策を考えると向いてないと思います。
しかし、下のもののように、三つ折りで畳める薄型のマットレスもあったりします。
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さらにこのマットレスはしっかりしたポケットコイル構造で8.5㎝と薄型ながら寝心地も満足できそうです。
十分しっかりしたマットレスですが、分厚い高級なマットレスに比べるとちょっと見劣りするかもしれません。
気になるならマットレスの上に敷布団を敷いてみたり、薄型マットレスをさら重ねる使い方も良いでしょう。
寝心地のためにマットレスなどを足す方法は、他にも分厚い高級マットレスのベッドで寝ている人でもとっているようなありふれた使い方です。
テレビ通販なんかでも、よく薄型マットレスが取り上げられていて、それを目にしたことのある人方も多いでしょう。
色々な硬さのものがあったり、色々な素材のものがあったり、実に豊富に種類があります。
畳ベッドだけではなく、どんなベッドであっても寝心地で悩む人は多いのです。
ベッドの寝心地は簡単に判断できない
寝心地がベッドに付属していたマットレスで直ちに得られるかというと、必ずしもそうではなく、「寝てみないとわからない」というところもあるのです。
もちろん、最初からピッタリでグッスリ眠れるマットレスと巡り合う場合もありますし、最初にできるだけ自分に合いそうなマットレスを選ぶのはすごく大事です。
ですが、寝心地はその場でその時に簡単に判断できないというところは否めません。
寝心地で悩むのは畳ベッドに限らない
ここまでのことで畳ベッドだけが取り立てて寝心地に悩むわけではないことがわかっていただけたのではと思います。
初めて行ったホテルのフッカフカの最高級ベッドでも、どうも寝付けないなんて人も多いでしょう。
慣れないベッドではたとえ高級でも寝心地が悪かったりするのです。
つまり、寝心地は寝具と自分の体や感覚とを微調整しながら作り上げていくものとも言えるのではと思います。
そう考えると、薄型のマットレスで微調整するというのは合理的な方法かと思います。
畳ベッドだからと敷布団しか敷けないというようなことはなく使い方には幅があります。
寝心地で特に畳ベッドだけをためらう必要はなく、ベッド派の人にも十分満足できる余地があります。
畳ベッドで布団の敷きっぱなしはダメ?
畳ベッドの使い方で曖昧になっているのがこの点かと思います。
これはもちろんダメです。
できれば毎日布団の上げ下ろしをする方が良いでしょう。
畳ベッドにカビが
なぜ畳ベッドで布団の敷きっぱなしがダメかと言うと湿気の問題です。
睡眠中はコップ一杯の寝汗をかくと言われていますが、季節や体質によってもその量は変動します。
特に日本の夏は高温多湿ということもあり、夏は暑くてたくさんの寝汗をかきますが大気中の湿気も多く、布団もしっかり干さないとジメジメしてしまい、カビが大変繁殖しやすくなります。
一番注意したいのが、フローリングや畳の床に直接布団やマットレスを敷きっぱなしにすることです。
この使い方が一番通気が悪くカビが生えやすいかと思います。
そういったことが畳ベッドにも言えるのです。
畳ベッドと布団を離して乾燥させる
空気の通り道の少ない硬い床と布団がぴったりくっつくと湿気の逃げ道がほとんどありません。
特にフローリングだと、布団めくってみたらフローリング上に行き場のない水滴すらついている場合もあります。
そういったことから畳ベッドにも同じことが言え、やはりマメに上げ下げし畳ベッドと布団を離し乾燥させる使い方が断然湿気対策には良いです。
普通のベッドだと布団やマットレスと床との間に空間があるので、空気の流れが確保でき通気性が上がります。
畳ベッドもベッドなので床との空間はありますが、畳と布団の接触面がどうしても通気が悪くなってしまいます。
普通のベッドにも通気性の問題が
ただ、畳ベッドでなくても普通のベッドでも安心はできず、特に低いローベッドだと床にも近くなり通気性が悪くなります。
注意書きなどにもよく、定期的にマットレスを立てかけたりして干すように書いてあったりします。
普通のベッドで厚型のマットレスをしょっちゅう立てかけるのはけっこうハードルが高く、できても月に数回でしょう。
それにしてもしないよりかは幾分かマシです。
布団は干すのが基本
畳ベッドでも普通のベッドでも布団は毎日でも干すのが一番良いのですが、なかなか難しい日もあるでしょう。
そんな時は、布団をガバッと二つ折りにして、ベッドの表面を空気にさらすようにするだけでもずいぶん通気が変わります。
畳ベッドでは特に日常的に通気を意識した使い方をすると良いでしょう。
畳ベッド例えばこんな使い方も!
ここまでで、ちょっと畳ベッドを身近に感じていただけたでしょうか?
寝心地の心配も、湿気の心配ももちろんありますが、それほど大きくは他のベッドとは変わりませんし、対策もいくらでもできるということがわかっていただけたのではと思います。
というわけで、次にいよいよ畳ベッドの便利な使い方の説明に入っていこうと思います。
①畳ベッドならリフォームなしで小上りが手に入る
畳ベッドのおすすめな使い方はまさにこれです!
ベッドとしてはもちろん、下の画像のようにほっこりと落ち着く畳の小上りとしても使えるのです。
私なら掃き出し窓の横に置いて、縁側のようにほっこりスペースとして使い方を検討します。
ちょっと寝転がったり、本を読んだり、お茶を飲んだり、なんせ畳でほっこりしたいのです。
平坦な部屋に置くと、とたんに部屋が立体的になるのではと思います。
高さがあるので地べたに座るよりも楽に座れたりもします。
小上りのリフォーム費用は高額になる可能性も
例えば畳ベッドでも得られるような小上りを、家に作ろうと思ってリフォームしようものなら、けっこうな費用がかかってきます。
なんでも自分でしたいタイプなので自分でも作れるかなとも考えてみましたが、なかなかプロの仕事のようにきれいにできる自信がありませんでした。
でもリフォームで業者に色々収納までお願いしたらどんどん値段も上がっていきそうです。
畳ベッドならリフォームしなくても便利でオシャレでしっかりした畳の小上りが、比較的低価格で手に入るのです。
他にも、賃貸などでリフォームがしにくい人にも便利な使い方かと思います。
②畳ベッドで寝室兼リビングとしての使い方
畳ベッドの使い方としてベッドと部屋の機能を兼ねると便利です。
例えばワンルームの賃貸などで、否応なく一部屋が寝室にもリビングにもキッチンにもなっている場合もあります。
他にも、ワンルームでなくても、リビングで寝起きしたいという場合もあるでしょう。
そんな使い方の部屋に普通のベッドがある場合、ものによれば日中はソファーのように腰掛けて使うこともできるでしょう。
しかし本音を言えば、お客さんが来る時はあまりベッドは見せたくなかったりします。
普通のベッドなら布団を片付けてもベッドはベッドです。
こんな時、畳ベッドなら布団さえ片付けてしまったら畳の小上りになり、部屋を広く使えます。
日常的にも、布団の上げ下げの習慣さえつけてしまえば日中はリビングスペースとして使えます。
③畳ベッドで窓への階段としての使い方
畳ベッドの使い方として段差が大いに役立ちます。
例えばベランダに出る掃き出し窓が、ちょっと高めの位置についている家も多いのではないでしょうか?
また、一階の部屋でも掃き出し窓がなく、高さのある腰窓しかないお宅もあります。
そんな窓の横に畳ベッドを設置すると、今まで説明したようなベッド、リビングという使い方とともに、窓への階段のようにも使えます。
腰窓に対して設置する時、外にも高さのあるウッドデッキを設置すれば、たちまち庭へ降りる場所ができます。
ウッドデッキで洗濯物を干すのも良いでしょう。
新築の家の後悔を解消
畳ベッドで新築の家の設計の後悔を解消できるとしたら大変低価格ですみそうです。
家を新築する時、掃き出し窓は費用が掛かるのでやめておいたという方も多いのではと思います。
「防犯のことを考えるとやっぱり腰窓かな」という選択をされた方もいるでしょう。
また、「なんでここじゃなくてあっちに掃き出しをつけてしまったんだろう」と、後で使い勝手に支障が出て激しく後悔されている方も多いです。
「リフォームするにも大変だし」と思った時、どうせベッドを買うならこのようにちょっとした段のような使い方もできる畳ベッドだと便利なのではと思います。
ただ、高い位置にありすぎる窓だと難しいですし、畳ベッドの種類によっては一部分に荷重がかかりすぎる使い方は危ない場合もあります。
また、小さいお子さんがいらっしゃる場合は、窓に上りやすくなり転落の危険があるので注意していただきたいと思います。
④畳ベッドを高齢者へのプレゼントとして
畳ベッドはプレゼントとしても喜ばれるかと思います。
年を取った両親や、おじいちゃんおばあちゃんで、床に布団を敷いて寝ておられる方もいらっしゃると思います。
年を取って足腰が弱ってくると、朝起きて布団から立ち上がるのがしんどかったり、夜中にトイレに起きた時なんかもよろけってしまったりして転倒の危険が増えたりします。
ベッドだとその点、楽に立ったり座ったりができるのでできればベッドで寝てほしいなと子供の立場から心配になったりします。
だからと言っていつもとガラッと変えて、いきなり高さのあるスプリングマットレスのベッドというのも嫌がるんじゃないかななんて思ったりもします。
そんな場合畳ベッドだと、ただ布団を敷く場所が高くなるだけで、今まで通りの布団を使い、今まで通りの寝心地で寝ることができます。
しかし、ベッドのメリットである「高さ」こそが今までベッドを使われなかった理由である場合もあります。
そんな時、例えば下のもののように高さを調節できるものもあります。
感想(20件) |
これなら高さを選べるので抵抗も少ないのではと思います。
しかも天然のい草100%です。
新しい清潔な畳の香りを懐かしく思われる高齢者も多いのではと思います。
年を取った高齢者に、便利だからと変化ばかりを押し付けるのも酷な気がします。
変わらないことも素敵なことです。
畳ベッドはそんな高齢者をそっと思いやれる良いプレゼントになるのではと思います。
さいごに
いかがでしたか?
畳ベッドって思いのほか便利な使い方ができるでしょ?
でもそれも魅力ですが、やっぱりなんといっても畳のあのほっこり落ち着く感じ、あれがたまりません。
フローリングの洋室の良さもよくわかっているのですが、やっぱり畳に焦がれる気持ちには嘘はつけません。
畳離れが進む中、畳ベッドって畳の救世主のようにさえ思います。
リフォームしなくても気軽に畳を楽しめるのですから。
「ベッド縛り」だけで発信されれるのも、もったいないような気さえします。
高齢の方ほどその良さを理解されることが多いと思いますが、ぜひ若い方にもジャンジャン使っていただけたらと思います。
いつもの変わりのない部屋にちょっとした小上りどうでしょう?
昭和の頃の昔のスタイルで布団の上げ下ろしなんかしたりして、陽だまりの小上りでお茶をすすりながらラインのチェックなんて妙に今風なジャパネスクを感じます。
コメント
[…] あきらめないで畳ベッド!使い方さえ知れば至極の安らぎが! […]