はじめて「折りたたみベッド」を候補の中に入れて、あれこれいろんなショッピングサイトを見ている人も多いでしょう。
意外と種類がいっぱいあるので、たくさん見ているうちに、
「どれがいいかわからなくなってきた~!」
なんてことになって心が折れかけてませんか?
なぜそんなに迷ってしまうのでしょう。
あーだこーだ言いながら迷うのも楽しくもありますが、散々時間をかけて探して見つからなかった時のあの無力感・・・・・・
今回は「ストップ無力感!」というスローガンのもとにやっていきたいと思います!
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目次
「なんとなく」をはっきりさせる
まず誰もが折りたたみベットに抱く「なんとなくある迷い」をはっきりさせて整理することから始めます。
たぶん多くの人が「ぼんやりした迷い」を折りたたみベッドに抱くことが、選び方をもぼんやりさせている原因だと思います。
それはそのはずです。
実際に使ったこともないものに具体的なイメージを持つなんてなかなかできません。
でも、ここをできるだけひも解くと、その「迷い」が「選び方」に対して影響してくるかどうかもはっきりわかります。
さてそれではみなさんの「迷い」のご紹介です。
迷い①「なんか良さそうに見えるけど本当に大丈夫?」
この迷いはぼんやりとした迷いですが、たくさんの人が感じる迷いです。
はっきりと何がどうというわけではないですが、たぶん、折りたたみベッドの本質部分への迷いだと思います。
「便利そうだな、いいなとは思うし、欲しいなとも思うんだけどね・・・」という注釈がなんとなくついてしまいます。
それについて、よくよく考えてみると次のようなことかなと思います。
〇なんか折りたたみベッドって壊れやすそう。
〇ボキッてどっか折れてしまいそう。
〇不安定そう。
つまり安全面への不安がぼんやりした迷いになっているのではないでしょうか。
乱暴に扱ったりすることのない限り、安全面は結論から言うと、「問題なし」ではないかと思います。
「選び方」にもそう影響はしません。
というか、それぞれの折りたたみベッドによっての大きな違いはそんなにないという方が正確かもしれません。
その理由は次の通りです。
折りたたみベッドのフレーム・・・
ほとんどの折りたたみベッドのフレームはスチールです。
すのこタイプのものは天然木がマットレスの部分に使われていたりしますが、その他の部分はスチールになっています。
よくパイプベッドと呼ばれるベッドの素材もほとんどスチールです。
スチールは強度の強い素材で、ラックなんかにもよく使われているので、まず簡単に折れたりはないと思います。
ただデメリットとしては「きしみ」ですかね。
パイプベッドでもそうですが、ネジが緩んできたりするとキシキシ鳴ってしまうこともあります。
スチールはきしみやすいと言えばそうですが、据え置き型のベッドでもスプリングがきしんだりしますし、木などの他の素材でも使い続けるとどうしてもきしみはでます。
気になりかけると気になってしまいますが、ベッドは全体重を預けて使う物なので、しょうがないと言えばしょうがないといった感じです。
ベッドの脚部分に衝撃吸収材を貼ったりして工夫もできますが、きしみについては少し煮え切らないような現実があります。
強度という意味では問題なく安全と言えますし、なんといっても加工がしやすいのでいろんなタイプがあって、しかも安いというメリットもあります。
折りたたみベッドの耐荷重・・・
ほとんどの折りたたみベッドは耐荷重90kgですが、軽いので80kg、重いので120kgのもみつけました。
耐荷重は「この重さまでだったら負担がかかりすぎても大丈夫」とメーカーが判断した重さを示しています。
リアルに言うとメーカーとしても怪我人を一切無くしたいので、マックスの重さを公表するよりか、余裕のある重さを公表しているという見方もあります。
だから、耐荷重に体重の近い人でも、普段使いの中でそれほどビクビクして使わなくても大丈夫です。
もちろんとんだりはねたりするとアウトの可能性もありますが。
ちなみに耐荷重120kgの折りたたみベッドは湿気対策も省スペース性もバッチリ!「天然木すのこ折りたたみベッド」のセミダブルのタイプです。
折りたたみベットのキャスターロック・・・
ほとんどの折りたたみベッドにはキャスターが付いていて、それがとても便利です。
あまりそれぞれの折りたたみベットによる際立った違いもないので「選び方」にもそう影響しません。
キャスターは折りたたむ時にもコロコロッと転がってくれて力いらずですし、移動させる時も簡単に動かせます。
でも、「地震の時に転がると危ない」と思う人もいます。
確かに寝ている時や、折りたたんで部屋に置いているときに、コロコロ動いてしまうのはとても危険ですし、それ以前にコロコロ動くベッドで寝れません。
その点もちろん、キャスターのついている折りたたみベッドにはロックもついているのでしっかり据え置きできます。
それでもやっぱり気になる時は、キャスターをすっぽりはめこむストッパーがよく売っているのでそれを使うと良いと思います。
迷い②「なんか薄くて硬くて寝心地悪そう。」
今現在は、据え置き型のベッドや布団を床に敷いて寝ている方も多いと思います。
普通の据え置くタイプのベッドはマットレスも分厚いので、見た目からしてギャップを感じる人も多いでしょう。
しかし中には「高反発マットレスの折りたたみベッド コルテシア」や、折りたたみベッドの中で最上級に分厚いのでは「コイルマットレスの電動リクライニング折りたたみベッド」があります。
画像も確かめてみましょう。
感想(1件) |
どうでしょう?けっこう分厚くないですか?
これだけの厚みがあれば、特に問題なく眠れると思います。
特に最近の流れとして「きてる!」と感じるのがやっぱり高反発系のものです。
高反発のマットレスは、寝心地にこだわるアスリートの方にもよく使われています。
高反発マットレスの魅力は「腰痛対策」と「質の高い睡眠」かなと思います。
マットレスは柔らかすぎても硬すぎても腰に負担がかかるというのが定説です。
高反発マットレスの場合、反発力が高いので最初は「硬いかな」と感じられる人もいます。
でも、実際は身体の部位によって程よく沈んで、仰向けに寝るとまっすぐ立っているのと同じような負担が少ない姿勢を保てます。
それが腰痛対策としてとても優れている点です。
低反発マットレスに比べ寝返りも打ちやすいのメリットかなと思います。
「高反発マットレスの折りたたみベッド コルテシア」はこの分厚さで、流行りの高反発で、値段もお安いのでかなりお買い得感が高いです。
もちろん厚さだけでどうこう言えるわけでもなく、薄くても流行りの低反発マットレスなどで人気のあるものもあります。
寝心地は自分でも工夫できる
でもね、実はそれ以外の素材でたとえ薄くても、よっぽどのこだわりがないなら実はそれほど問題じゃなかったりします。
なぜなら、いくらでも自分の好きなだけ家にあるような敷パッドや敷布団で調整ができるからです。
硬い床や畳の上でも寝具をひけば、ほどよい柔らかさでぐっすり眠れるのですから、それをそのまま折りたたみベッドにも使えないわけではないのです。
もちろん特に工夫をしなくても寝心地が良いのにこしたことはないので人によっては「選び方」にも大いに影響します。
しかし、折りたたみベッドの魅力は何といっても折りたためて移動もしやすいことです。
そこを最優先にする場合は、寝心地は工夫で何とかできます。
迷い③「なんか全部狭いし小さいような。」
確かに折りたたみベッドでダブルとかクイーンとかのサイズは見ないですね。
ちょっと想像しただけで、キングサイズの折りたたみベッドを折りたたむなんて大変そうです。
キングサイズまではいらないけど、もうちょっとダブルくらいのがあったらな~とは思いますが、なかなかないのが実際です。
だいたいがシングルとかセミシングルくらいでサイズで言うと、83cm×199cm、85cm×200cm、86cm×196cm、91cm×200cmという感じです。
少し探してみるとセミダブルが発売されているのがあってそれで、おそらく外寸表記だと思いますが、126㎝×209㎝でした。
これは最初の方にも紹介した耐荷重が1120㎏ある折りたたみベッドです。
すのこベッドで通気性は良いのですがマットレスが付いてません。
この折りたたみベッドの場合はマットレスは別に購入するか、家にある敷布団などを使うと良いでしょう。
結論としては、折りたたみベッドを考える時やっぱり大きさは求められません。
セミダブルもなくはないですが少なく、ほとんどがシングルサイズですから。
もちろん一人で寝るには問題ないですがね。
それでも大きさが欲しい時は2台そろえるとか工夫が必要です。
でも、ピッタリ連結は難しいでしょうね。
そういったわけで、「選び方」に影響するとしたらシングルやセミシングルの数センチ単位の違いかなと思います。
迷い④「いまいちパッとしたデザインのがないような。」
デザインに関して言うと、そうですね・・・パッとしないという言い方は乱暴だけど、そうかもしれない・・・。
しかし、例えば、家でいうと布団が外壁だとすれば、折りたたみベッドは柱のような存在です。
パッと華やかに時にはクールにベッドを彩るのは実際は布団ではないですか?
家でも、おしゃれな梁とか柱など構造の機能美のようなデザイン性がありますが、折りたたみベッドの場合も、どちらかと言えばそういう感じです。
特に派手なデザインが選び方に影響するというよりか、部屋の雰囲気の邪魔をしないデザインだったり、しっかりしたつくりを思わせる機能美の方に目が行くように思います。
そんなわけでほとんどの折りたたみベッドは特にきらびやかな飾りがついているとかではなくて、そのシンプルな構造だけがあります。
色もたいていブラック系かブラウン系になります。
この2色はすごくて、どんな雰囲気にもバッチリ合わせられます。
洋室にも和室にも合いますし、白い壁にも黒い壁にもピンクでもブルーでも何でもこいです。
コンクリート打ちっぱなしにも、ウッディな感じにも合います。
きれいめにもなりますし、ラブリーな感じもいけます。
クールも、アーミーもメカニカルな感じにもバッチリです。
そんなわけでいくらでも自分の好きな空間に合わすことができるのがシンプルな折りたたみベッドの強みと言えます。
でも、中には落ち着いた花柄のマットレスの「14段階リクライニング機能付き低反発折りたたみベッド」のような折りたたみベッドもあります。
モダン 折りたたみベッド/寝具 【花柄 セミダブル】 14段階リクライニング スチールフレーム キャスター付き 硬質ウレタン |
迷い⑤「どうせ組み立てなんでしょ?ちょっと抵抗あるな。」
確かに折りたたみベッドのほとんどは多少組み立てが必要なのが実際です。
「選び方」に組み立て式が影響する時は、組み立て式かどうかではなく、「組み立てが簡単かどうか」になります。
決して説明書とど真剣ににらめっこしながら数時間かけて一から組み立てるというわけではありません。
その折りたたみベッドにもよるのですが、ほとんどの場合は完成品に近いものをちょっとつなぐ程度なので、だいたい苦手な方でも10~40分ぐらいですぐ終わります。
例えば「低反発素材の折りたたみベッド レヴィータ」の場合はこんな感じです。
この低反発の折りたたみベッドの場合だと、一人で10分程度でできそうです。
中には2人で組み立てた方が楽なものもあったりしますが、たいていは一人でも簡単にできます。
なんせ一度組み立てさえすれば、もう何もしなくていいのです。
そのほんの少しの手間だけで、折りたたみベッドの便利さが手に入ると思うとそれほど苦でもなくなります。
迷い⑥「床傷つけたくないんだよね。」
床傷つけたくないですね。ほんと。賃貸だと特に。
なんか折りたたみベッドって「たたむ」「動かす」っていうイメージがあるからか、やたら床を傷めそうに思えます。
でも、実際はやっぱりイメージと、使い方です。
「選び方」にはあまり影響しません。
床に傷をつける可能性があるとすれば、それは折りたたみベッドに限りません。
据え置くタイプの普通のベッドなんかはずっと同じところに置いておくわけです。
ずっと同じところに負担がかかるという意味では折りたたみベッドよりも床を傷めやすいと思います。
最近のフローリングは傷がつきにくくなっているので、めったなことはありません。
でも一応、ちょっとベッドの下だけラグをひいてみたり、脚部分だけパッドを敷いてみるだけでも安心ですね。
実際そうされている方も多いのではないでしょうか。
折りたたみベッドは移動させることがあるので、その時にキャスターで傷つけてしまう恐れもありますが、それも、ゆっくり移動したり、折りたたみベッドの上に布団などを載せすぎないようにして運べば問題ないでしょう。
自分の要望と折りたたみベッドの特徴をマッチングさせる選び方
「迷い」は少し解消されたでしょうか?
ここまでを踏まえるとかなり折りたたみベッドの事も分かって、自分の「選び方」もはっきりしてくるのではないでしょうか?
次にはさらに、自分の要望に引き付けて選んでみましょう。
例えば、次のような要望はないでしょうか?
これらの要望に合っている折りたたみベッドをとっかかりとして具体的にあげて、その選び方のポイントをピックアップします。
あくまで一例なので、ここで紹介する折りたたみベッドからさらに自分好みのものを選ばれると良いと思います。
①部屋のスペースを確保したい!寝てたたんでを繰り返す予定。
この要望についてはパッと折りたたむことで部屋のスペースが簡単に確保できるのが折りたたみベッドの特徴なので「全部そうです!」とも言えます。
でも特にしょっちゅう、ベッドにしたり折りたたんだりをくる返す人には「低反発素材の折りたたみベッド レヴィータ」がちょうどいいと思います。
この折りたたみベッドは組み立てのところでも例にあげた折りたたみベッドで組み立ても簡単なのですが、折りたたみも楽という特徴があります。
特に力に自信のない方にも簡単に折りたたむことができます。
他の折りたたみベッドと比べても楽なのですが、何に差があるかというと「バネ4本の力」です。
折りたたみベッドの裏面にはバネがあって、端から中央に向かってそれぞれ一本ずつで合計2本あります。
そのバネがこの折りたたみベッドにはあと2本多い4本あるので、断然軽い力で折りたたむことができます。
とってもついていてたたみやすいですし、折りたたんだ時に指を挟みにくいようにフレームがうまくカーブしているなど、しょっちゅう折りたたんだりベッドにしたりという使い方の人に特に便利だと思います。
折りたたんだ時の厚さは35㎝で部屋の隅やちょっとした家具のすきまにも入ります。
簡単にパタンと折りたたむと、ベッドにした時の外寸96㎝×211㎝のスペースがたちまち部屋のスペースとして使えます。
選び方のポイント・・・折りたたみやすさ、バネの本数、指挟み防止、たたんだ時の薄さ
②多機能なのが良い!
とにかく多機能にこだわる方は、「リクライニング&棚付きの折りたたみベッド タルス」が便利です。
なんといっても宮付きと言って、頭の上に棚があるというのがまず便利です。
ちょっとしたライトを置いて本を読んだりできます。
時計も携帯もゲームも置けます。
携帯、ゲームときたら充電したいですよね。
この最大の多機能ポイントはコンセントが2つついてることです。
リクライニングも6段あるのでソファみたいにくつろぎながら携帯もゲームも楽しめます。
選び方のポイント・・・宮(棚)付き、コンセント付、リクライニング付
③ソファとしても使いたい!
先ほど紹介した宮付きベッドも6段のリクライニングがありますが、14段階のリクライニングが付いている折りたたみベッドがあります。
でもまあ、実際14段階なら他にも見つけられますが、そのリクライニングが、頭部4段階、背部14段階、背部に連動し脚部も可動と全部で56通りのリクライニングができるものはそうそうないでしょう。
それが実現しているのが「もこもこリクライニング折りたたみベッド モリス」です。
リクライニングが充実しているという点で、普通のソファーよりも便利だと思います。
しかも「ベッドになる」「たためる」のですから、一台あったらかなり重宝しそうです。
マットレスの構造はよくある高綿とウレタンですが、一山一山分けられてブロック状になっているのでうまく体の荷重を分散してくれて、クッション性にも優れています。
実際、寝心地を求める方にも支持されています。
選び方のポイント・・・頭部、背部、脚部などのリクライニング機能の充実、クッション性
<さいごに>
色々説明してきましたが、どうでしょう?「ストップ無力感!」できそうですか?
いくらリーズナブルと言われても「1万円2万円以上する物だし」「できたら長く使いたいし」と思うと、なかなか慎重になってしまって即決というわけにはいきません。
色々自分の生活スタイルや好みなども考えてあれこれ時間をかけて悩むのは、人によってはばっさり「無駄!」と言われてしまうかもしれません。
でもそうやって思い入れたものが手元に届き、箱を開け、使いというのは、「感慨もひとしおとはこのことか!」という感じで、いっそう大事にできるのではと思います。