狭い部屋をなんとか広く見せようと、あれこれ工夫されている方も多いと思います。
例えばワンルームだと、リビング兼ダイニング兼キッチン兼ベッドルームという風になるので、どうしても物も多くなりごちゃごちゃしてしまって部屋がより狭く見えたりします。
ですから、インテリアスタイルにしても、いかに部屋を広く見せるかということこそが中心になってしまいがちです。
目次
視覚的に広く見せるにはベッドをどうするか
部屋を広く見せようという時、具体的にどこを工夫すると一番効果があるのかというと、やはり大型家具であるベッドです。
ワンルームの部屋では特にベッドが取り立てて目立ってしまうほど場所をとります。
確かに、ベッドさえなければかなり広く見せることができるようになるでしょう。
ベッドをなくす方向で考える場合
ベッドが場所をとるからとベッドをなくそうと決めてしまうと、それならば寝るのは床に直接布団を敷いてになるでしょう。
実際にこれが一番部屋を広く見せる方法であることは間違いありません。
ベッドが大容量収納を兼ねることを忘れないで!
ただ、忘れてはいけないのは、収納としてのベッドの役割です。
ベッド下はワンルームの部屋では貴重な収納場所となります。
ベッドの高さが高ければ高いほどその収納量は増えます。
腰掛けられるほどの高さのチェストベッドであっても引き出し部分に服をしまったり、奥の空間には日ごろあまり使わない大きなキャンプ道具をしまったり、スーツケースをしまったりという風に使えるでしょう。
さらに高さのあるロフトベッドなら、ウォークインクローゼットのようにも使えるほどの大容量空間となります。
ベッドを使わないという選択だと、この便利さが受けられなくなります。
それでも部屋を広く見せることをとるなら
それでも部屋を広く見せることを優先させたいという場合、ぜひ、おすすめしたいのが、下の画像のもののように小上がりにもなる畳ベッドを使う方法です。
これだと、夜は布団を敷いて日中は布団を上げてという風に使うと、部屋のスペースを狭くすることなくそのままに使えます。
小上がりがあると視覚的にも奥行きが出るので、より広く見せることも可能になります。
さらに、畳をはがすとそこに収納もバッチリできるので大変便利だったりします。
特にこの畳ベッドは大容量で布団が片づけられるという点が大きなメリットになります。
和のくつろぎ方ができるようになる
最近はワンルームの部屋でもほとんどがフローリングだったりします。
フローリングは確かにおしゃれですし掃除もしやすくていいのですが、くつろぐとかリラックスするという点から考えると、そのまま地べたに寝転ぶこともしにくく少し物足りなさもあったりします。
その点、畳の小上がりだと、そこで寝転んで漫画を読んでもいいでしょうし、腰掛けてお茶を飲んでもいいでしょうし昔ながらの和のくつろぎ方が可能になります。
ですから、人によってはソファも必要ではなくなる場合もあり、部屋を広く見せるのにもさらにプラスになるでしょう。
ベッドを使う方向で考える場合
部屋を広く見せたいのはやまやまだけど、やっぱりマットレス付きのベッドで寝たいという場合もあるでしょう。
そういうベッドを使いながらも部屋を広く見せようと思うと、ベッドの高さが低ければ低いほど広くは見えます。
ですからフロアベッドやローベッドだと、大変低くなるので部屋も広く見せることができ開放感が得られるでしょう。
ベッドが低いと広く見えるが収納がなくなる
しかし、ここで注意しないといけないのが、やはり最初にもふれた通りベッドは大容量収納を兼ねるという点です。
フロアベッドやローベッドではベッド下にほとんど隙間がないのでベッド下収納はできません。
ベッドを使う場合は妥協も必要
狭い部屋で大容量収納を失うのは大変な痛手になります。
ですからベッドを使うという場合は広く見せるということに対して、ある程度妥協する必要があります。
どうしても視覚的にはベッドを使わない方法よりも狭くは見えてしまいます。
しかし、部屋を広く見せることに対して何もできないというわけでもなく、また違う角度からスペースを確保する方法を考えられなくもなかったりします。
うんと多機能なベッドを使う
ベッド使うことをスペース的に有利にするには、ベッド分のスペースをフルに活用できる多機能なベッドを選ぶといいでしょう。
やっぱり頼りになるのはロフトベッド
最初の方にも少しふれましたが、狭い部屋で多機能に使えるベッドと言えば、やはりロフトベッドの右に出るものはないでしょう。
ロフトベッドの下を大容量のウォークインクローゼットにしてもいいのですが、他にもできるだけ部屋を広く見せることを考えると便利な方法があります。
ロフトベッドの下に大型家具家電を片づける
それは、部屋の中で気になる大型家具をロフトベッドの下に設置する方法です。
タンス、デスク、テレビ、ソファなど特に場所をとる大型の家具や家電をロフトベッドの下のスペースに収めるのです。
そうすることで空いた分のスペースを広く見せることができるでしょう。
カーテンの付けられるロフトベッド
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また、カーテンの付けられるロフトベッドもあり、これだとベッド下がごちゃごちゃしてもカーテンで隠してしまえます。
ですので視覚的にもスッキリ見えて、丸見えよりも部屋を広く見せることができるでしょう。
さいごに
例えばワンルームで狭い部屋を広く見せるためには、一番大きな家具であることの多いベッドをいかに工夫するかということがポイントになりました。
そもそもベッドがいるのかいらないのかということから考えると、さらに小上がりを使う方法があったりして選択の幅が広がります。
しかし、この時、必ず寝心地を犠牲にしすぎないでいただきたいと思います。
部屋を広く見せる方法は、ともすれば寝心地が悪くなってしまうことだってあります。
いつもベッドで寝ていた人がいきなり布団を敷いて寝るようになると、大変硬く感じうまく眠れなくなる可能性もあります。
また、便利なロフトベッドにしても、いざ高いところで寝てみるとなんだか落ち着かなくて眠れないなんてことにもなりかねません。
個人的には部屋を広く見せることよりも、ぜひしっかり睡眠をとれる状態を作ることを重視していただきたいなと思ったりもします。
ぜひ、あまり無理をしすぎずに、しっかり眠れる方法で工夫していただけたらと思います。
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