「なんだか最近疲れが取れないな」という時、ストレスだとか病気だとか色々疑うべきところがあったりします。
テレビやネットニュースなんかでも怖い病気の話題が大変多く、いつ自分に降りかかってくるのだろうと重病に向かって順番待ちをしているような心境の方も多いことと思います。
私も、時にそんな不安にかられてしまって、ちょっとした不調で大騒ぎをして病院に駆け込んだりしたこともありますが、まあ、今のところ重病だったことはありません。
それでももちろん油断はできませんが、意外と不調の原因って気にも留めなかったちょっとしたところにあることも多かったります。
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目次
ベッドもその原因の1つになりうる
疲れが取れない原因になることは、日常生活の中からでもいくらでも考えられます。
その原因は必ずしも1つでもなく、複数が複合的に影響している場合もあるでしょう。
そういった意味から、もしかしたらベッドが原因になっている場合もあるかもしれません。
睡眠は体を休めてリセットするのに大変重要だということは誰もが実感しているでしょう。
質の良い睡眠をとれると疲れもスッキリと取れたりしますが、そのためにもベッドの担う役割は大きかったりします。
ベッドで改善できることがあるなら
もしかしたらベッドに疲れが取れない原因があるかもしれないと考えると、では、いかにそれを改善させるかがポイントになります。
そのためにも、具体的にベッドのどういったことが原因になり得るかを知り、また、それに対してどんな対策をとればいいのかを知るのは大変有意義でしょう。
些細に思えることこそが原因かも
次に、疲れが取れないベッドとはどんなベッドなのかというのを説明していこうと思いますが、その中には大変些細に思えるものもあるかもしれません。
しかし、ここではあえて些細に思えることにこそ注目していただきたいと思います。
なぜなら、それがあなたにとって些細に思えるということは、今までそれを改善するチャンスを逃していた可能性があるからです。
意外と原因ははっきりしている場合も多いのですが、それが自分には些細に思えることなら積極的に改善しようなんて発想にはなかなかならないでしょう。
今回はあえてそこに注目することで、改善を試みていただけたらなと思います。
疲れが取れないベッドの具体例と対策
それではいよいよ、具体的にどんなベッドで疲れが取れなくなる可能性があるかということと、それに対する対策を説明していきます。
もちろん、個人差も大きいと思いますので一概には言えませんが、疲れが取れなくなる可能性をはらんでいるものとして説明していこうと思います。
①ベッドが硬すぎて疲れが取れない
ベッドが硬すぎるということはないでしょうか?
「硬い寝心地が好きだ」という自覚のある方もいらっしゃるでしょうが、もしかしたらそれが体には向いていないかもしれません。
ベッドが硬すぎるとはもっと具体的に言うと、マットレスが硬すぎるとか、マットレス自体を使わず布団を敷いて寝ているとかになります。
●コイルマットレスが硬すぎる
一般的によくベッドに付属しているのがコイルが内蔵されているマットレスです。
それには一般的にボンネルコイルとポケットコイルの2種類があります。
どちらも柔らかさが選べ、硬いものも柔らかいものもあるのですが、どちらかというとボンネルコイルの方が硬く感じるようです。
ボンネルコイルは面で荷重を支えるのに比べ、ポケットコイルは点で支えます。
ですから、ベッドに寝転がってみるとボンネルコイルだと全体的にボヨンと沈み込むイメージですが、ポケットコイルだと体の部位の重さに従ってそれぞれ独立して沈み込んでくれるので柔らかく感じます。
ポケットコイルだといわゆる体圧分散ができるマットレスになるので、体に負担をかけにくくなります。
疲れが取れないという場合、もしかしたら、ボンネルコイルの硬く感じる寝心地が合っていないのかもしれません。
●高反発マットレスが硬すぎる
最近はウレタン素材で薄型の高反発マットレスも人気で、アスリートにも支持されることも多いようです。
高反発とは字のごとく反発力が高いのですが、つまりその上に寝転がっても体が沈み込みにくかったりします。
だからと言って全く沈まないわけでもなく、体の部分部分の荷重によって多少沈み込むので、そうやって体圧が分散できます。
ただ、やはり、硬い感じはあります。
アスリートの方には快眠ができるのと同時に、体を痛めにくいという所も支持されているのですが、体に合わないほど硬いとかえって腰が痛くなったりして体を痛めてしまいかねません。
疲れが取れないという方で高反発マットレスを使っている人は、もしかしたら、硬さによって熟睡できていない場合もあるかもしれません。
<ベッドが硬い場合の対策>
対策としては、コイル式のマットレスならその上に薄型で弾力のあるマットレスや、厚みのある敷布団を敷いてみる方法が無駄もなくていいかなと思います。
もちろん買い替えるのもいいですが、どうせならせっかく買ったものを活かす方がいいでしょう。
マットレスの寝心地ばかりは、実際に何日か寝てみないとわからないようなところもあります。
ですから、後で薄型のマットレスを買い足して、理想の寝心地に微調整されている方も多かったりします。
ただ、ウレタンの高反発マットレスの場合、どちらかというとコイルマットレスの上などに補助的に使われるものになり、体にできるだけ近い層に使わないと意味がなかったりします。
ですから、その上にしっかりしたマットレスを重ねるのはあまりおすすめできません。
多少なりとも高反発を活かし、なおかつ柔らかさもと思うとその上に敷布団を敷いて使うのがいいかなと思います。
②ベッドが柔らかすぎて疲れが取れない
逆にベッドが柔らかすぎても疲れが取れない場合があります。
①でもふれましたが、ポケットコイルだと柔らかく感じますが、その柔らかい感触が苦手だという方もいらっしゃいます。
また、ポケットコイルは点でぴったりと体を支えてくれますが、それが体にまとわりつくように感じ暑苦しく思う方もいらっしゃるようです。
ポケットコイルマットレスは寝心地の評価が高いマットレスだったりするので、まさかそれが自分にとってマイナスになるとはなかなか思えないかもしれませんが、もしかしたらそれこそが疲れが取れない原因になっているかもしれません。
●低反発マットレスが柔らかすぎる
また、①でも説明した高反発マットレスに対して、低反発マットレスもあります。
低反発マットレスは、寝転ぶとゆっくりと沈み込んでいって体が包み込まれるような感覚になります。
どいた後でもまだ跡が残っているような状態で、ゆっくり反発し戻っていくのが特徴的です。
一時期は大変流行りましたが、柔らかく沈み込みすぎて寝姿勢が悪くなり、特に腰痛持ちの方だとより悪化させてしまいかねません。
低反発マットレスの柔らかい寝心地が好きな方でも、もしかしたら体に負担がかかっていて疲れが取れないと感じるまでになっている可能性もあるでしょう。
<ベッドが柔らかい場合の対策>
コイルマットレスが柔らかい場合だと、その上に硬めで薄型のマットレスを重ねて硬さを補うといいでしょう。
低反発マットレスの場合はやはり高反発のものと同じように、できるだけ体に近い層で使わないと意味がありません。
高反発はまだそれでも敷布団を敷くことで活かせそうですが、低反発の上に敷布団を敷いてもただただぺしゃんこになりそれほど活かせそうにありません。
ですので、いっそのことベッドでの使用をやめてしまって、例えばお昼寝用や来客用など単発で使う方法に切り替え、毎日寝るベッドにはもう少し硬さのあるマットレスを買うといいかもしれません。
③ベッドが高すぎて疲れがとれない
高さのあるものだとロフトベッドとか二段ベッドが代表的ではないでしょうか。
他にも、ロフトベッドまでの高さはなく、普通の腰掛けられる高さのものよりも高いハイベッドというのもあります。
また、それほど高さを意識していないようなものでも意外と高さがある場合があります。
例えばチェストベッドなんかでも、収納力をより確保するために高めになっている場合があります。
他にも、今まで床に布団を敷いて寝ていたという人だと、たとえ腰掛けられるほどの低いものでも高く感じることもあるでしょう。
●高さのあるベッドだと薄型のマットレスしか使えない
高さのあるロフトベッドや二段ベッドだと、そもそも薄型のマットレスしか危なくて使えません。
厚みのあるものを使ってしまうと、サイドフレームを乗り越えて転落してしまう可能性があるからです。
薄型だとそれほど寝心地が期待できないものが多かったりします。
ですから、高さのあるベッドだとどうしても疲れが取れないなんて風になりがちだったりするのです。
<寝心地の悪い薄型マットレスの対策>
この場合、別売りの高品質な薄型マットレスに買い替えることをおすすめします。
例えば下のマットレスだと薄型なのにポケットコイルが使われています。
こういった高品質なものだと寝心地も格段にアップするでしょう。
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●ベッドが高すぎて落ち着かない
また、高さのあるベッドだとなんだか落ち着かないような場合もあるでしょう。
それほど自覚はなくても、どこかで転落の危険を感じていたり、なんとなく不安定に思ったりしているかもしれません。
そんな状態なのでなんとなく落ち着かなくて、寝ても疲れが取れないというようになってしまっている可能性もあります。
<高さが落ち着かない場合の対策>
この場合は、高さに慣れるか、あきらめて低いベッドに買い替えるかになるでしょう。
もし、高さのあるベッドを買う前だったなら、例えばロフトベッドでも高さが調節できてかなり低くなるものもあり、これだともし高さが苦痛になった時も低くできます。
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●天井が近すぎて圧迫感を感じる
ベッドに高さがでてくると、寝転んだ時にその分だけ天井に近くなります。
ロフトベッドの中でもハイタイプのもので、さらに天井が低い部屋だとかなり近くなってしまうでしょう。
天井が近くなると天井からの圧迫感を感じで寝苦しくなってしまう場合があります。
そうなると疲れも取れなくなってしまったりします。
<天井の圧迫感への対策>
高さが落ち着かない場合もですが天井の圧迫感についても、それが自分にとって苦痛になるかどうかは、何日かしばらく寝てみないとわからない場合もあります。
ですから、やはり、まず、高さの調節できるベッドを最初の段階で選べていたなら低くするなど対策もできるでしょう。
しかし、そうではない場合は、やはり慣れるか低いベッドに買い替えるかになります。
●照明が近すぎてまぶしい
高さのあるベッドだと天井もですが照明も近くなります。
寝る時は消せばいいのですが、寝るまでの間は当たり前ですが点いています。
最近はほとんどのご家庭でLEDを使われていると思いますが、その明るい光を近くで寝る前まで浴びていると自律神経の働きにもあまりよくなく、リラックスして眠りに入りにくくもなりますし、寝入っても質の良い睡眠がとりずらくなったりします。
そういう毎日を過ごしているうちに、疲れが取れないと感じることが増えていってしまう可能性があります。
<照明が近すぎてまぶしい場合の対策>
この場合は、スタンド式の間接照明などを別に買って寝る前は部屋の照明を消し、間接照明で過ごすようにするとリラックスできるようになるでしょう。
この方法はベッドの高さに関係なく快眠のためにいい方法になるので、他の対策と組み合せるとより効果的になり疲れも取れるようになるでしょう。
●いつも暑い
温かい空気は上へ、冷たい空気は下へという性質があります。
ですから、ロフトベッドのように高さのあるベッドだと夏は気温の上昇で、冬は暖房でという風に、年中暑さを感じて熟睡できなくなってしまい疲れが取れなくなってしまう可能性があります。
また、暑いと代謝があがり寝汗の量も増えたりしますが、それが疲労につながるほどになるといつも疲れが取れないような状態になってしまいかねません。
<いつも暑い場合の対策>
高いベッドでも適温になるように空調を調整したり、サーキュレーターなどを使って部屋の空気が循環するようにするといいでしょう。
また、夏場だけは床に布団を敷いて寝るなど、季節によって寝る場所を変えるのも効果的です。
④ベッドが低すぎる
ここまでのことからベッドが低いなら何ら問題が無いようにも思えますが、実は低いことで困る場合もあったりします。
先ほど、温かい空気は上へ、冷たい空気は下へと説明しましたが、その性質からベッドが低すぎると底冷えしてしまう場合があります。
冬はもちろん、夏でも冷房を効かせて寝ているうちにキンキンに冷えすぎてしまう場合があるのです。
そうなると眠りも浅くなってしまい疲れが取れないということになってしまったりします。
<ベッドが低すぎる場合の対策>
この場合、夏場だと冷房を効かせすぎないように注意したり、必ずしっかり体にタオルケットなどをかけて寝るようにするといいでしょう。
冬場の底冷えに対しては電気毛布や、アルミシート入り毛布など色々な防寒対策グッズがあるのでそれらを駆使するといいでしょう。
⑤ベッドがうるさい
ベッドの軋みがひどいと寝返りを打つたびにギシギシと鳴ってしまって、うっすらと目覚めてしまい熟睡できなくなり、疲れが取れないというようになっていったりします。
特に軋みやすいのが、パイプベッドだったりします。
軋みがひどくなると音だけではなく、ベッド自体も弱くなってしまいかねません。
安心して眠るためにも対策が必要となります。
<ベッドがうるさい場合の対策>
軋みがでて音が鳴るのは、ほとんどの場合フレームのネジが緩んでいるからです。
しっかり締めなおすことで軋みがましになります。
もちろん木製のベッドでも軋むことはあるのですが、木だと素材としては柔らかいので衝撃などもある程度吸収でき軋みにくかったりします。
パイプベッドに使われているようなスチールは素材としては硬いので、衝撃についてもダイレクトに受けやすくどうしても軋みやすかったりするのです。
ですから、例えば、パイプベッドの脚の下に衝撃吸収材を敷いてみるなどすると少しはましになったりします。
⑥ベッドにカビが生えている
気付かないうちにベッドにカビがびっしりと生えてしまうような場合もあります。
マットレスとベッドの床板の間や、マットレスと壁の間だと目視で確認できますが、見ることのできないマットレスの内部に繁殖してしまうような場合もあるようです。
カビはたくさんの胞子を飛ばすので、寝ている間にそれを吸い込んでしまったりします。
そうするとアレルギーを起こしたり病気になってしまったりする場合があり、その症状として疲れが取れない状態が続いてしまったりします。
<ベッドにカビが生えている場合の対策>
カビが大量に繁殖しているような場合、一番いい対策はマットレスを捨てて新しいものに買い替えることです。
一度カビが繁殖すると、根絶するのは難しくなります。
少しだけならまだ拭き取ることもできるかもしれませんが、マットレスは丸洗いすることもできないので掃除が難しかったりします。
カビに対しては、繁殖しないようにすることが一番大切です。
定期的にマットレスを立てかけるなどして干したり、除湿シートなどの除湿グッズを使ってカビの原因になる湿気がたまらないようにするなど、日々の生活の中でマメに対策を講じることが大切です。
さいごに
疲れが取れないという時、ベッドがその原因の1つだとしたら、考えられることとしてはここまで説明してきたようにたくさんあります。
その対策として、中には買い替えた方がいいんじゃないかという場合もありました。
しかし、もし、最初にある程度こういったことが想定できていたら、買い替える必要もないでしょうし、疲れが取れないなんてこともなかったかもしれません。
最初のベッド選びの際に大切なのは、自分の好みがしっかりわかっていたり、自分の弱点を知しっかり認識していたりと、自分のことをよくわかっていることです。
これはベッド選びだけじゃなく、他の多くのことでも大切だったりします。
ぜひ、疲れがとれないというこの時期に自分のことをもう一度よく見つめなおしていただけたらと思います。
そうすることで、もっと根本的な原因が見えてきて、元気で爽快な毎日への糸口がつかめるかもしれません。
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