部屋に求める条件のうちで「広さ」はめちゃくちゃ大事です。
ロフトベッドは一気にスペースを手に入れることができます。
ベッド下を収納にしたり、デスクを置いたり、ソファーを置いたり、使い勝手は自由です。
このような機能的なことばかりじゃなく、ロフトベッドを置くと部屋が複雑に立体的に見えて隠れ家のようなワクワク感も出ます。
さらにベッドたるところの「寝心地」に関しても、ぜったいに妥協したくないと思っている方も多いのではと思います。
そもそもロフトベッドって狭そうなイメージがありますよね。
「狭くて寝にくそう」って思いませんか?
でも、セミダブルがあるんです。実は。
でもでも、「ロフトベッドのセミダブル」う~ん、一見便利そうだけど、意外な落とし穴がありそうな・・・。
今回はそんな、ロフトベッドのセミダブルについて意外な盲点を突いていこうかと思っています。
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目次
<ロフトベッドのセミダブルの盲点>
パッとネットで色んなセミダブルのロフトベッドを見ている時には、わりと良いイメージしか湧きにくいと思います。
実際に早く手に入れたいと思っている時なんかは特にです。
そんな時、少し心を落ち着けて、次の点に注目してみませんか?
意外とここのところはすっ飛ばされてしまいがちです。
次にこれらの盲点についての現状をご紹介していこうかと思います。
<盲点① 耐荷重ヤバくない!?>
ロフトベッドで一番注意したいことはやはり耐荷重をはじめとした「強度」です。
とても重要なので特にしっかり構造から説明していこうと思います。
【まずはベッドの構造から】
ロフトベッドは普通にイメージしてみると、ベッドに長い脚4本といった感じですよね。
例えば、自分で単純にその構造でDIYして作ってみたら、100%脚がグラングランでしょう。
ロフトベッドは脚の部分が150㎝以上あることもざらです。
高いわ不安定だわで、まあ、そんなところにまず寝れません。
しかもセミダブルとなったら、だいたい一般的には幅が110㎝~120㎝ほどと大きいので余計に不安定な気がします。
簡単な構造だとまずこんな感じですが、市販されているロフトベッドは、「素材の力」と「しっかりした構造」で安定性を得ています。
ロフトベッドには主に木製とスチール製があります。
それぞれの素材と構造の特徴を説明します。
木製のロフトベッド・・・
風合いも良く、強度を補うために太めの柱や板で支えたり壁や棚で支えたり、柱と柱の間に横に板をわたしたりしてコの字型に補強されたりしています。
重量もあるので安定感があります。
スチール製のロフトベッド・・・
強度があるので木製よりも細いパイプ状の柱で支えることができ加工もしやすいので高さが変えやすかったりします。
やはり木製のものと同じように柱と柱の間にパイプをわたしたりしてコの字型に補強されています。
また、☓状に筋交いを入れて揺れにくくして強度を持たせていることが多いです。
値段も木製に比べると安いです。
スチール製も強度に力が入れられていますが、安定感でいうと木製の方に軍配があがるかなといった感じです。
【いよいよ耐荷重について】
さて、問題の耐荷重ですが、なかなか一律に同じように説明されていません。
床面耐荷重とは
耐荷重の他にも「床面耐荷重」と言って、ベッドの布団を敷いて寝る面についての耐荷重を表示しているところもあります。
この場合、その床面がどういった素材でどういう風にできているかによって耐荷重が変わります。
静止物耐荷重とは
他にも「耐荷重」として表示されているものの中にも、よく見ると「静止物耐荷重」と表記されているものもあります。
「静止物耐荷重」とは、何も身動きをしない状態のそのままの荷重の事です。
寝返りなどでの衝撃分ははかられていないということです。
ほとんどの場合、「耐荷重」として表記されているのは多少寝返りなどの余裕をみられているともとれますが、一応、「静止物耐荷重」かもしれないということも考慮しておきましょう。
その他の荷重
また、寝返り以外にもロフトベッドは便利なので、網になっている面に荷物をつるしたり服をかけたりなどしがちです。
それもロフトベッドの負担になります。
よくあるロフトベッドの実際の耐荷重
このようにロフトベッドの耐荷重は「全体の耐荷重」「床面耐荷重」「静止物耐荷重」ということに注意して選びましょう。
それを踏まえて、だいたい耐荷重が80~100kgと表記されているものが多いかなといった印象です。
よく耐えられるもので500kgというのもありますが、スチール製のパイプベッドではなかなかない耐荷重です。
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床面耐荷重が表記されている場合は80~90kgのものが多いのかなといった感じですが、明記されていないこともあります。
【耐荷重が明記されていない時はどうしたらいい?】
ほとんどの場合耐荷重の明記はされていますが、たまにわからなかったり、あまり明記されていない床面耐荷重が気になることもあると思います。
実際に例えば、耐荷重についてはメーカーによっては設定していないところもあります。
ベッドは眠るためのものなのでそれ以外の衝撃は想定しにくいといった事情もあるようです。
しかし、何らかの荷重試験はなされているはずなので、どうしても気になる時はメーカーに問い合わせると良いと思います。
見た目である程度わかることもある
しかし他にも、単純に画像である程度構造などを見て判断できます。
例えば、スチールでも床面がメッシュ構造なだけだとなんとなく心もとないですよね。
通気性は良いでしょうが、やはりメッシュの下にも床面を支える補強材などがしっかり使われている物を選ぶと良いでしょう。
このように床面だけではなく、他の構造材についてもいったいどんなものが使われているのかにも注目してみましょう。
チェック体制にも注意を向けてみる
また、第三者機関で検査を受けているとうたわれているロフトベッドもありますが、メーカーごとにも独自の検査は行われているようです。
そのようなチェック体制にも注目してみると良いでしょう。
<盲点② キシキシきしむのを覚悟!?>
きしみについては、ロフトベッドは大きさもありますし、体の全体重を預けるのでどうしてもきしみやすいです。
特にスチール製のパイプベッドならよりきしみやすいようなイメージはないでしょうか?
しかもセミダブルときたらさらに負担がかかってきしみそうな気がしてしまいます。
実際は特にスチール製だけではなくても木製でもきしみはおこります。
きしみはロフトベッドが揺れてネジが緩んだり、構造材に隙間ができたりしておこります。
木製のものでは、木材がひび割れたりしておこる場合もあります。
ロフトベッドのきしみ対策
きしみ対策としても筋交いが役に立ちますが、どうしても使い続けているときしみはでてくるので、「何カ月に1回はネジをチェックしてしめ直そう。」など自分でルールを決めたり、衝撃を吸収するような素材のパッドや緩衝材などを脚に取り付けるなど工夫するとましになるかと思います。
木製のものでひび割れがあるとそのまま放置は危ないので、補修するか買い替えるかなど何か手を打つ必要があります。
<盲点③ 大きすぎて想定外!>
シングルのロフトベッドでだいたい外寸が100㎝弱×200㎝前後くらいのベッドサイズにで、特に高さの調節のしやすいスチール製の場合、高さの外寸が100㎝弱~185㎝前後くらいの間で幅のあるベッドが多いかと思います。
仮に高さを一番高くして使った時、シングルサイズでもけっこう大きく感じます。
セミダブルだとあと10~20cmほど幅が広くなるので確実に圧迫感が増します。
狭い部屋で使う場合なんかは特に、部屋の照明と近くなりすぎたり、ドアにあたってしまって開け閉めできないような場合もあります。
ロフトベッドの寸法で特に注意したい箇所
特に寸法が問題になる時盲点になるのが、ロフトベッドのハシゴと、宮付きのロフトベッドの宮(棚)部分です。
ロフトベッドのハシゴは少し斜めになっているので、ベッド本体の外寸からはみ出ます。
よくその分の寸法も表記されているのですがうっかり見落としてしまいがちです。
宮付きロフトベッドの場合も宮部分が少しだけでっぱっているデザインの場合が多いです。
もちろんその外寸も表記されているのがほとんどですが、特に意識しておかないとうっかりしがちです。
しっかりチェックしましょう。
<盲点④ 寝る時、眼鏡、携帯どこに置く?>
盲点③でも少しふれましたが、宮付きの宮とはつまり棚ですが、「棚」と「コンセント」があることないことは自分の使い勝手にどう影響するかも考えておきましょう。
例えば棚があれば眼鏡も携帯も置けますが、ちょっとでっぱたりして邪魔になる可能性もあります。
先ほどもふれましたがセミダブルならなおさらです。
コンセントがあれば、ちょっとした照明が置きやすかったり、携帯やゲームの充電もできます。
でもそうなるとついつい寝るギリギリまで携帯をいじってしまい寝不足になってしまわないとも限りません。
たとえ棚もコンセントも無くても、ちょっと小物入れをひっかけておいたり、延長コードを伸ばしたりするだけで何とかなったりもします。
しかし、ロフトベッドはどうしても上り下りにめんどくささが付きまとうので、後でうっかり棚やコンセントがないことに不便を感じてしまわないようにあらかじめよく考えておきましょう。
<盲点⑤ 落ちたくない!>
セミダブルって何人用だか知っていますか?
「2人いけます」と書いている所もありますが、たいていのところでは「1人用」となっています。
だいたいダブルからが「2人用」となっていますが、それでも実際に寝てみると狭いかなといった感じです。
ゆったり寝ようと思ったら、クイーンサイズやキングサイズの方が断然良いでしょう。
なかなかないとは思いますが、セミダブルのましてやロフトベッドで2人で寝るのは狭いですし、何より危なすぎます。
耐荷重からみてもアウトです。
マットレスとや敷布団の厚みに注意
「まさか2人でなんか寝ません、1人で寝ます」という人も意外と見落としている盲点があります。
それはマットレスや敷布団の厚さです。
ロフトベッドには薄いマットレスやすのこが付いていたり、そのままスチールの網目がむき出しだったりします。
その上にマットレスや敷布団をひいて眠るのですが、その厚さが万が一ロフトベッドのサイドガードの高さを越えてしまうととても危ないです。
越えないようにサイドガードも配慮されていますが、あまり厚すぎるものは敷かないようにしたり、特にサイドガードが高めのものを選んだりすると安心かな思います。
特にお子さんに使われる場合は、手足や首を想定しにくいような形で挟んでしまうこともあるので、サイドガード選びはより慎重にされると良いと思います。
ハシゴじゃなく階段が付いているロフトベッドも
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他にも、ハシゴの足を引っかけるところが平たんになっていたり、中にはハシゴではなく階段がついているロフトベッドもあります。
階段の方が上り下りする際に安定感があるのは言うまでもないでしょう。
落ちるのを防ぐために「使い方」「サイドガードの高さ」「ハシゴや階段」に注意して選びましょう。
<盲点⑥ 組み立てが大変!?重い!>
これはけっこうパンチのある盲点です。
パパパッと即決したら、薄くて重くて長い箱が何個も運ばれてきたなんてことになりかねません。
配送の方に運んでもらえるのはたいてい玄関先までです。
有料で組み立てたい部屋まで運んでもらったり、組み立ててもらったりというサービスが付いている場合もありますが、ほとんどの場合自分で組み立てます。
しかも2人以上での組み立てが推奨されていることがほとんどです。
人によって40分かかったとか1時間かかったとか色々です。
2人以上で組み立てるとたとえ途中で失敗してしまっても何とかなると思います。
「お手上げだ!」となるのはやっぱり1人でやってしまった時かなと思います。
パーツ単体だったらそれほど重さを感じなくても、組み立てていくうちにずっしり重くなってきます。
この部分をおこしながらここにパイプを繋いで・・・のような作業だど、重量を支えながらになるので1人ではちょっと難しいかなと思います。
セミダブルならなおさら場所も取りますし、組み立てる部屋が狭いならより組み立てにくいです。
でも1回組み立ててしまって形が出来上がるともうそれっきりで使えますし、たとえ後でまた高さを変えたいとなっても、やっぱり2人はいた方が楽ですがそう難しくはありません。
<そんなロフトベッドのセミダブルのおすすめ>
様々な盲点をご紹介してきましたが、やっぱり安全性が一番大切なのでそこは要チェックしていただきたいと思います。
でも、しっかり盲点を克服してもなかなか理想的なロフトベッドをみつけるのは難しいのではと思います。
そんなわけで次に、例えばこんなロフトベッドはどうかな?と思うものをご紹介します。
今回説明したような安全性や機能性の上にさらにデザイン性も兼ね備えているセミダブルのロフトベッド、ORCHID(オーキッド)です。
高さ調整可能な極太パイプ ロフトベット 【ORCHID-オーキッド-】 セミダブル 新生活 一人暮らし 学生 クーポン ベッドフレーム ブラック ブラウン シルバー ホワイト |
このロフトベッドにはもちろんシングルサイズもありますが、やっぱり注目すべきはセミダブルサイズがあることかなと思います。
実はロフトベッドの多くがシングルサイズです。
このロフトベッドはセミダブルサイズもあり、耐荷重が120kgとスチール製のロフトベッドの中ではかなり良い方ではないかと思います。
画像にもありますがパイプも極太で強度も高いですし、敷パッドと☓状に張られた補強ワイヤーできしみも防止してくれます。
サイドガードもしっかり高さがありますし、ハシゴもフラットタイプです。
機能性も良くて、高さがハイタイプとミドルタイプの2段階にできます。
安全性、機能性ですでにポイントが高いのですが、このロフトベッドはセミダブルがあるという最大の特徴ともう1つうれしい特徴があります。
カラーバリエーションが豊富なロフトベッドって少ない
それがカラーバリエーションです。ブラック、ブラウン、シルバー、ホワイトの4色から選べます。
意外とこれだけ色が選べるロフトベッドってあまりないのです。
デザイン性に関してはあきらめていたという人も多いと思うのですが、やっぱりデザインってすごく大事です。
気に入ったものだと長く大事に使えるでしょう。
お値段もロフトベッドにしてはかなりリーズナブルだと思います。
もちろん例にもれず組み立て式ですが、なかなかこれだけのメリットがあって安くてしかもセミダブルのロフトベッドを探すのはちょっと難しいんじゃないかなと思ってイチオシしてみました。
<さいごに>
特にセミダブルのロフトベッドの盲点をご紹介しましたが、シングルサイズのロフトベッドや普通のベッドを選ぶときにも参考にしていただけることもあったかと思います。
最後におすすめの紹介をしましたが、あなたに必要なものはあなたが一番ご存知です。
他にも素敵なロフトベッドはたくさんあるので、今回の記事を足掛かりにあなたにちょうど良いロフトベッドをお探しになられたらと思います。