ウォールナットと言えば高級家具なんかに使われる木材です。
他にも床材や楽器にも使用されたりします。
その魅力は趣のある深い茶色の木肌と、衝撃に強く狂いが少ないなど、見た目にも機能性にもあります。
また、年を経るごとに風合いが変化しそれを楽しむことができます。
長く大事に使っていきたいものの素材として向きます。
本当のオシャレピープルは見た目と同じくらい本質的な質を問います。
ですので、そんな人達の間でも、ウォールナットに魅力を感じている方が多くいらっしゃいます。
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目次
ウォールナットはお高め!
ただ、ぶっちゃけ高い!
ウォールナットの家具はオシャレな家具屋さんでもよく目にしますが、そのプライスカードを見ると「高っ!」と目を伏せたくなります。
特にベッドは大型家具になるのでけっこう値が張ります。
恐らく「高っ!」と感じるのは、無垢の100%のウォールナットかなと思います。
後に詳しく説明していきますが、ウォールナットと言っても色々な種類があるのです。
質を重んじるオシャレピープルにとってウォールナットの家具と言えば無垢のものを指すのではと思います。
もちろんそれが一番最高級品です。
お財布に優しいのだってある
でも、必ずしもそうでなくてもオシャレピープルも満足できるウォールナット風素材もあるのです。
しかも安い!
ものによっては激安!と感じるかもしれません。
そんなわけで今回はよく広告などで踊るウォールナットという売り文句から、それが本当に意味するウォールナットの種類についてと、さらにウォールナット風の安い素材であっても、選び方によってはオシャレピープルにも納得してもらえるということを説明していこうと思います。
ベッドの広告に踊る「ウォールナット」
ウォールナットのベッドと聞くと「オシャレ!」という印象だったりします。
しかし、ベッドの広告や説明書きにウォールナットとある時、よーく見てみる必要があります。
後ろに何かついてませんか?突板とか柄とか色とか・・・
本来的にはウォールナットとある時は、無垢のウォールナットになります。
ウォールナット突板(つきいた)という時は、表面のみがウォールナットということです。
ウォールナット柄またはウォールナット調、ウォールナット色と言う時は、ウォールナットではない素材にウォールナットの柄や色を付けたいうことです。
うっかり見過ごしがちですが、市場にあるウォールナットという単語には主にこれだけの違いがあったりします。
素材の風合いや特徴も当然変わります。
次にこのそれぞれについて詳しく説明していきます。
無垢のウォールナット
冒頭にもふれましたが、やはり一番高級なのが無垢材です。
素材だけでいえば激安とは程遠いでしょう。
100%ウォールナットの木材のことになります。
無垢材は当然ですが、ウォールナットの性質を良くも悪くも100%持っています。
メリット
- 木肌の心地良い風合い
- 高級感がある濃い茶色
- 耐衝撃性
- 重量感がありしっかりしている
- 狂いの少なさ
- 経年変化の面白さ
デメリット
- 割れや反りを生じやすい
- 経年変化を嫌う人には不向き
- 比較的重い
- 値段が高い
無垢のウォールナットの良さは、無垢材の多くに言えることですが湿気を吸ったり放散したりというような働きにあります。
まるで息をしているかのようです。
湿気をためやすいベッドにはうってつけです。
そのため割れや反りなどが生じやすいというデメリットもあります。
でも、そういったところもオシャレな魅力になったりします。
経年変化しながら生活に寄り添ってくれる感じがオンリーワンな愛着を感じさせてくれます。
一生ものとも言える長い付き合いができるので、値段が高いと言っても結果的には良い買い物だったりします。
ベッドはしょっちゅう買い替えるものでもないのでちょうど良さそうです。
ウォールナット突板(つきいた)
ウォールナット突板(つきいた)は芯になる合板などに薄くスライスしたウォールナットのを貼ったものです。
材質の説明には天然木化粧合板と書かれていたりします。
見た目や肌ざわりなどは変わりませんが、何といっても無垢に比べ安価ですが素材的には激安とまではいかないでしょう。
オシャレなベッドでも良く使われています。
メリット
- 無垢よりも価格が安い
- 無垢のウォールナットと同じ風合いや色
- 割れや反りが起こりにくく安定感がある
- 比較的軽い
- 素材として扱いやすい
デメリット
- 軽いこともあり重厚感が無垢より低下する
- 傷がついて表面がはがれると下地が見える恐れがある
- 経年変化を楽しみたい人には物足りないかも
下のものはウォールナット突板のベッドです。
見た感じの風合いは無垢そのものです。
ウォールナット突板の芯に使われる合板などは何層にもなった板を接着剤で貼り合わせたりして作られています。
ですので、無垢のように湿気を吸ったり放散したりということもなく、生きているという感じは少ないです。
しかし、逆に湿度によって割れたり反ったりということはなく安定しています。
加工もしやすくさまざまなデザインにも対応しやすいです。
無垢と同じような風合いも感じられ見た感じはほぼ一緒ですが、なんとなく重厚感であったりといった総合的な風合いはやはり無垢との差がでます。
安定感があり長く持っていてもきれいなままを保てますが、例えば無垢の場合ですと傷がついてもそれすらオシャレな味にもなったりもします。
さらに、ちょっとした傷なら自分で修理もできなくもないです。
その点、ウォールナット突板だと傷が付いたら下地がでてきてしまいかねず、経年変化と喜んではいられません。
経年変化でいうとウォールナット突板も天然木なので無垢と同じように楽しめなくもないです。
しかし、先ほどふれたような傷などのことを考えると、少し物足りなく感じられるかもといったところです。
ウォールナット突板の一番のメリットはやはり価格の安さです。
あくまでそれも、「無垢と比べて」という注釈付きで激安とまでは難しいかもしれません。
表面にはしっかりウォールナットが使われているので、それなりの値段がする場合もあります。
実際に先ほど紹介したウォールナット突板のベッドは安いと言えどそれなりのお値段です。
しかしながら、扱いやすさもあって高級家具ブランドでも、デザイン性の高いウォールナット突板の家具が多く作られていたりします。
ウォールナット柄・調・色
ウォールナット柄・ウォールナット調・ウォールナット色などとある時は、合板などにウォールナット柄を印刷した化粧シートなどを貼った素材が使われています。
材質の説明にはよく化粧板、プリント化粧合板、プリント紙化粧合板などと書かれています。
ウォールナットは一切使われていません。
しかし、ものによっては凹凸まで再現されていて、パッと見ただけでは無垢と遜色なかったりします。
この素材だとセールでなくても激安なものがあるかもしれません。
メリット
- ウォールナット突板よりも価格が安い
- 見た目はウォールナットと変わらない
- 品質が均一
- 柄も均一なものが作れる
- 表面に加工がされていることが多く使いやすい
- 素材として扱いやすい
デメリット
- 風合いや手触り重厚感などが無垢とは異なる
- ものによってはチープに見える場合がある
ウォールナット柄のベッドは下のもののように見た目こそはそっくりそのままでオシャレです。
このベッドの素材についての説明には、プリント化粧合板にプラスしてウレタン塗装が施されているとあります。
このようにウォールナットの柄や色が印刷されているプリント化粧合板は、さらに表面に加工がされていることも多く傷や水に強いなど無垢よりも使いやすい点もあります。
無垢や突板でも表面がウレタンやオイルでコーティングされている場合もありますが、やはりコーティングがしてあるとどうしてもウォールナットの風合いや手触りが損なわれてしまいます。
特にウレタン仕上げはちょっとツルッとしたような肌触りになります。
上のベッドのようにプリント化粧合板にウレタンコーティングをすると、無垢よりもよりツルっとした感じがでます。
そもそもプリント化粧合板自体がツルっとした感じなのでそれも無理もありません。
これこそが無垢材との風合いの違いを大きくするポイントになってしまいます。
見た感じはウォールナットそのものでオシャレに見えるのですが、やはり質感や重厚感をプリントすることはできないということが言えるかと思います。
ただ、ウォールナット突板よりもずいぶん価格が安く激安のものものもありそうです。
オシャレなベッドでも激安のものをゲットする方法
どうしても激安のウォールナットのベッドが欲しい場合これまでに説明したの順番の通り、無垢⇒突板⇒プリント化粧合板という風に探していくと良いと思います。
最初は一番良い無垢材の中から、アウトレット商品や傷あり商品など激安のものを探します。
それでもなければ突板のロープライス、それでもなければプリント化粧合板からといった風にします。
良いものから探すことで目も肥えますし、素材の良い高いものの中からでも意外と激安のものが見つかる可能性もあるからです。
激安素材のベッドはデザインでオシャレ感を盛る!
ここまでウォールナットの色々を説明してきましたが、例に出した画像でもわかるように安価な素材になると主に質感や肌ざわり風合いといったところに違いがでます。
他にも経年変化を楽しみたい場合も安くなるにしたがって難しくなります。
でも、パッと見た感じの見た目だけならそう変わらなかったりします。
ウォールナット突板の場合ならなおさら、表面は正真正銘ウォールナットですし見た目は無垢と変わりません。
それにこれまでの説明からも、値段が安くなればなるほど逆にメリットとなるところもありました。
それは扱いやすさです。
つまり作りやすくなるので、デザイン性の高いベッドでも容易に作れたりするのです。
ですからベッドの選び方としては、高級な無垢のウォールナットなら素材感は申し分ないので、それが引き立つようによりシンプルでベーシックなデザインのベッドを選ふと良いでしょう。
そして素材が安くなるにしたがって、デザイン性の高いベッドを選び素材感の残念さを補うとオシャレ感が盛れるのではと思います。
例えばこんなウォールナット調のベッド
上の画像を見て、「えっ?ウォールナット調??」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
上のベッドはいわゆるパイプベッドです。
パイプベッドのヘッドボードがウォールナット調のプリント化粧繊維板となっています。
ウォールナット調の板と異素材のスチールパイプを組み合わせた凝ったデザインです。
ウォールナット調の板は一部分だけですが大変存在感があり、このベッドの印象を決定づける要素となっています。
ウォールナットの優しい感じとパイプの無骨な風合いがお互いを引き立たせ、なんともナチュラルな雰囲気をベッド全体にまとっています。
このベッドのように、たとえウォールナットが高級な無垢でなくても、これくらい思い切ったデザインであったならオシャレ感も満載ですし決して安っぽくも見えません。
また、実際にフレームのみの価格を比べてみても、このベッドは激安とは言えませんが比較的お安かったりします。
このように、予算が少なくてもうんとデザインで遊んでみるとオシャレ感を損なうことなく、ウォールナットの雰囲気を存分に味わえます。
さいごに
もちろん私だって総無垢材のウォールナットベッドに憧れがあります。
オシャレですし実用的ですし経年変化なんかも大好きです。
でも大好きなものはこれだけではありません。
他にも洋服だって大好きだし、自転車だって大好きだし、映画だって、音楽だってと皆さんも私のように大好きなものがたくさんあるのではと思います。
好きなものすべてに手を抜きたくないというのが本当のところでしょう。
でも、全部に全部、最高級品ばかりをそろえていたらお金がいくらあっても足りません。
ちょっとの背伸びなら潤いになりますが、全てに身の丈以上のことをするのは欲ばっかりな感じでオシャレじゃないとさえ思います。
お金をかけずオシャレも大切にしようと思う時、それを叶えるのが工夫だったりします。
工夫はセンスとも言えるでしょう。
自分のセンス存分に生かして自由な発想でオシャレなベッドを選んでいただけたらと思います。
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