ロフトベッドと言えば「ハシゴ付き」というイメージが多くの方にあると思います。
ですので、ロフトベッドが欲しいけれどもなんとなく躊躇してしまう理由の一つにそれがあったりします。
ハシゴのデメリットを次に箇条書きしてみます。
- 夜中トイレに起きた時の上り下りが怖すぎる
- 足腰が悪いのでちょっと・・・
- めんどくさそう
- 不安定ですぐ壊してしまいそう
- 邪魔になりそう
・・・などなど、簡単にこれだけのことが思いつきました。
「高いところちょっと苦手かも」とそもそも高いところへの不安がある場合はなおさら、上の一つ一つのデメリットが重く感じるのではと思います。
「それなら、ハシゴじゃなかったらちょっとマシなんじゃないの!?」
という発想のなるでしょう。
そんなわけで、今回のおすすめするのは階段付きロフトベッドです。
あまりご存知ない方もいらっしゃいますが階段付きがあるのです。
今回は階段付きがおすすめなところをハシゴ付きと比較しながらご紹介していこうと思います。
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目次
階段付きロフトベッドのおすすめなポイント
階段付きロフトベッドのおすすめなところは何と言っても、タイトルにも書いたハシゴ付きの弱点を補完してくれるところです。
次に「ハシゴ付きのデメリット」にそのまま対応した形で階段付きのメリットを説明していき、おすすめポイントを紹介していこうと思います。
夜中トイレに起きた時のハシゴの上り下りが怖すぎる⇒階段なら比較的安全
これは安全性の問題です。
ハシゴの上り下りは意外と全身運動だったりします。
日中の元気な時なら平気という人もいるでしょう。
でも、寝起きがめちゃくちゃ悪くて、よく寝ぼけて体をぶつけまくってるという方もいらっしゃるかと思います。
ただでさえ、ぐっすり寝入っていてトイレに行きたくなった時、急に全身の筋肉を動かしてハシゴを下りるなんてことはなかなかハードルが高いです。
寝ぼけてしまって、体だけじゃなく頭もついていけなかったりします。
その点、階段になっていると最悪座ったままでゆっくり降りることだってできます。
ハシゴ付きロフトベッドだとちょっと足を滑らせただけでも転落の危険性が高まります。
階段付きだとよろっとよろけても、それほど大事には至りにくいというところがおすすめになります。
足腰が悪いのでハシゴはちょっと・・・⇒階段なら比較的楽
階段付きロフトベッドは足腰の悪い方にこそおすすめです。
先ほどもふれましたが、ハシゴの上り下りはけっこう全身運動です。
足腰に持病がある人には特にキツイです。
ぎっくり腰なんてした日にはハシゴはまず使えない!
腰が悪く年に数回はぎっくり腰を繰り返している人もいるでしょう。
ぎっくり腰は急に激痛が走って発症することがほとんどです。
その急なタイミングが起床時ということも往々にしてあります。
「朝だ、さあ起きよう」と体を起こそうとしたその時にビキッとくることがあるのです。
実話です。私の話ですから。
これがハシゴ付きのロフトベッドで起こったならと考えると身の毛もよだちます。
「なぜ?」って、だって、まず降りれないです。
降りるには耐えがたいような激痛を覚悟しないといけません。
なんせ腰を伸ばせません。
だからと言って倒すこともできませんが。
不安をあおりすぎるのも本意ではないのですが、こんな状態でさらに一人暮らしだったらと思うと、本当に腰痛持ちの人がハシゴ付きロフトベッドを使う時は覚悟してと老婆心から言わざるを得ません。
これがもし階段付きであったなら、最初にもふれたように座ったり這ったりしてでも下に降りることができるでしょう。
もちろん激痛がおこらないわけではありません。
それでもハシゴを降りるよりかは随分楽なのは、ぎっくり腰経験者の方にはわかっていただけると思います。
膝痛持ちにも階段付きがおすすめ!
膝が悪いという人でも、階段ならハシゴよりも幾分かマシでしょう。
座ってでも上り下りできるというのは本当に足腰にはありがたいです。
座ることで足腰にかかる負担を分散しながら上り下りできるのですから。
よっぽど足腰に不安のある方には、やはり普通の腰までの高さのベッドの方がメリットが多いです。
しかし、部屋のスペースの問題などでどうしてもロフトベッドが必要な場合だってあるでしょう。
そういった時は、ぜひ階段付きロフトベッドがおすすめです。
ハシゴの上り下りがめんどくさそう⇒階段ならマシ
冒頭にもふれましたが、ロフトベッドはハシゴ付きのイメージが強いです。
ですから、「ハシゴがめんどくさそう」という理由から、ロフトベッド自体を選択肢から外している方も多いのではと思います。
慣れてしまえばそれほど問題ではなくなるかもしれませんが、確かに慣れるまではめんどくささが付きまといます。
忘れ物があってもいちいちハシゴを上り下りしないといけない
例えば、「さあ、寝よう」とロフトベッドのハシゴを上ってベッドで布団をかぶろうとした時に、「あ、やっぱトイレ行ってから寝よう」とまた下りて、トイレに行って用を足し戻ってきてまた上って布団をかぶって寝に入ろうとしたら、「あ、スマホ忘れた」となってまた下りてスマホを持ち、再び上って布団をかぶっていよいよ寝ようとしたら、「あ、スマホの充電器がない」・・・・・・
なんてことだってあって、めんどくさいことこの上ないです。
寝る前のこの「あ、・・・」って思いついてなかなか寝入れない状況って、誰にでもよくあることだと思います。
これが普通の腰までの高さのベッドならハシゴの上り下りがないわけですから、スマホなんかだったら置き場所によってはベッドから手を伸ばしても取れたりします。
ハシゴは何回もふれていますがけっこうな全身運動です。
先ほどの例でも3回上って3回下りて計6回全身の筋肉を使っています。
せっかくリラックスして寝ようと思っていたのに、なんだか意識もシャキッとしてきたりして寝付けなくならないとも限りません。
階段であってもめんどうですが・・・
だからと言って階段付きロフトベッドだったらめんどくさくないかと言ったら、そうとも言い切れないです。
でも、日中の仕事や学校で疲れ切った体で、寝る前の意識もボーっとし、体の筋肉もゆるんだ状態ではハシゴを使うのと階段を使うのとではずいぶん違います。
そんな時のハシゴの上り下りはめんどくささだけじゃなくて安全性の不安すらあります。
もちろん慣れてしまえば、筋力もそれ用に鍛えられていくのでそれほどの負担を感じなくなります。
気持ち的にも当たり前にさえなったら特にめんどうではないでしょう。
でも、それまでがね・・・。
どうしても、慣れるまでのめんどくささは否めません。
階段なら、気持ち的にも体的にもやはり負担が少ないところがおすすめポイントです。
階段には慣れているけどハシゴはそう日常的ではない
初めて「階段付きロフトベッド」を使う人は多いと思われますが、「階段」だけとってみると家の中にも駅にも学校にも会社にもどこにでもあり、
使うのが初めての人はいないでしょう。
反対に「ハシゴ」を使うことって日常でそうそうありません。
小さい時に滑り台に上るのに使ったくらいではないでしょうか。
階段の方が日常ですし慣れているという点もおすすめなところかなと思います。
ハシゴは不安定ですぐ壊してしまいそう⇒階段付きは安定してる
これについても階段付きロフトベッドの方が若干メリットが大きいかと思います。
ロフトベッドは高さもあるので、安全性についてシビアな目で見られる方が多いです。
実際、転落事故などもあるので、どのメーカーでも安全性についてJISなどの規格に沿うような製品作りが目指されていたりします。
メーカーによってはJISよりも厳しい独自試験を行っているところもあります。
ハシゴ付きロフトベッドは負担がかかりやすい
ハシゴ付きロフトベッドは上の段のベッドフレームにハシゴをひっかけたり、さらにそれを固定したりして使います。
もちろん危険のないように、接続部には頑丈な金具や部品を使われたりしています。
しかしやはりどうしてもある程度きしんだりグラついたりというのは否めません。
ハシゴを上り下りする時ベッドのフレームの一部分だけに大きな力がかかります。
しかもその力は重力の方向だけではなく、水平方向にも押したり引っぱったりしてかかります。
そりゃ、揺れますよね。
できるだけきしんだりしないように背面をクロスのワイヤーで補強するなど工夫がされているものも多いので、実際、私なんかの場合はいざ使ってみると「思ってたよりも安定するな」というような感想を持ったことも事実です。
しかし、それでもハシゴだとその力のかかり方から、きしみやグラつきがでやすくなってしまうということは否めません。
きしみやグラつきはロフトベッドの大きなデメリットで、それによって劣化を早めかねません。
やはりどうしてもそれが変形やゆがみにつながってしまうからです。
階段付きロフトベッドは比較的安定感を望める
ハシゴ付きでも最近のものは安定感があるものも多いですが、そもそも階段付きとは力のかかり方から違うのでさらに安定感が得られます。
階段付きだと水平方向の力がロフトベッド自体にかかりにくいのです。
上り下りする時は、重力の方向に下に向かう力が働きます。
また、ハシゴだと直にベッド本体にひっかけてあるので、上り下りする時の力がベッド本体にダイレクトに影響しやすいです。
その点も階段付きだと、ベッド本体とくっついてはいますが独立しているので、比較的影響が少なくて済みます。
これらのことでロフトベッドに安定感が生まれ、きしみやグラつきを低減し傷みにくさにつながるというところがおすすめポイントです。
ハシゴが邪魔になりそう⇒階段はでっぱらない
階段付きロフトベッドの方がどうしても階段分大きいので、この点デメリットとなりそうですが、実はメリットもあったりします。
簡単に言うとハシゴ邪魔問題があるのです。
階段は収まりがいい
階段付きロフトベッドは大きいけれど、下の画像のようにベッドの一部として階段が組み込まれていいて収まりがいいのです。
これが些細ですが大きなおすすめポイントともなるのです。
収まりが良いので、部屋のレイアウトを考えるのも簡単です。
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ハシゴはでっぱる
ハシゴ付きのものには垂直のハシゴが付いているものもあるのですが、それだとより上り下りがしにくくなるので今回の趣旨には全くそぐわないかなと思います。
中でも多く見かけるのが、下の画像のようにハシゴをロフトベッドの上の段から斜めに立てかける形のものだったりします。
それだと、どうしても本体から突出したようになってしまいます。
これも些細ですが、けっこう深刻になることのあるデメリットだったりします。
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例えば、部屋のレイアウトを考える時、ロフトベッドの寸法の他ハシゴのでっぱりも考慮しないと、想定外に「ドアにつっかえて開かなくなった」とか、「クローゼットが開けられない」とかいう事態になりかねません。
寸法表示をしっかり見てイメージする
ネット通販でも説明書きにハシゴと本体間の寸法までもきっちり表示されていることも多いのです。
しかし、なかなかイメージしにくいということもあって、思わぬ不便が生まれてしまう場合もあります。
ハシゴだけ斜めに突出してると、部屋の中を歩いている時についつい目測を誤り足をぶつけてしまうなど、その存在に慣れるまでは「邪魔」と感じる機会が増えてしまいがちです。
階段のおすすめポイントから考えるロフトベッドの選び方
階段付きロフトベッドでハシゴ付きのデメリットが改善されるとまでは言い切れませんが、補ってくれるということは言え、そここそがおすすめポイントとなります。
ハシゴ付きでも長く使っていくと慣れていき短所も気にならなくなるはずです。
しかし、逆にデメリットがボディーブローのようにじわじわと効いてきて、嫌で嫌で仕方なくなる可能性も捨てきれません。
「ハシゴ付き」で気になるところがある場合は、「階段付き」を選んでおくほうが無難かと思います。
階段下収納のメリットも
これは階段付きロフトベッドならではの嬉しいメリットです。
階段の奥行部分が棚になっているものも多いです。
ただ、上り下りするところに収納しているものがはみ出さないようにしましょう。
足をとられると危険だからです。
ハシゴ付きロフトベッドのおすすめポイント
逆にハシゴ付きのロフトベッドで、階段付きにはないおすすめポイントがあります。
それは、なんといってもコンパクトなところです。
これまでにもふれましたが、やはり階段付きはその分大きくなります。
ロフトベッドはできるだけ部屋を広く使いたいということで検討されている方も多く、その場合にはハシゴ付きがおすすめです。
特に先ほども少しふれた垂直のハシゴが付いているものだと、よりコンパクトだったりします。
さいごに
どうでしょう?階段付きロフトベッドのメリットなどを具体的に色々イメージしてもらえたのではないでしょうか。
家具屋さんでもあまり見ないタイプになりますが、安全性にしても耐久性にしてもハシゴ付きよりもおすすめポイントが多いように思います。
大人はもちろん、お子さんが使われる場合も比較的安心かなと思います。
そして、最後になりましたが最大のおすすめポイントはワクワク感かなと思います。
部屋の中にさらに階段があることで、部屋がグンと立体的に見え、まるで中二階があるかのようなワクワクした感じがでます。
賃貸の部屋であっても、壁や床に穴をあけることなくそのような雰囲気が作れるのです。
今ある部屋にワクワク感や面白みをプラスするのにも大変おすすめです。
ワクワクする部屋作りの骨組みとして階段付きロフトベッドを置き、そこからさらに自分らしく部屋をコーディネートし作りこんでいただけたらと思います。
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