フロアベッドは人気のベッドでこれからベッドを買おうという方も検討されていたりするのではと思います。
大変メリットも多いベッドになるのですが、もちろんデメリットもあります。
ですから、まず買う前にここでそのデメリットを知っていただきたいと思います。
そうすることで、より良いベッド選びが可能になるでしょう。
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目次
そもそもフロアベッドって?
そもそもですがフロアベッドとはどんなベッドを指すのかご存知でしょうか?
低いベッドになるのでローベッドとして紹介されていることもあります。
それも間違いではないのですが、厳密に言うとローベッドとフロアベッドでは少し構造に違いがあったりします。
フロアベッドとローベッドの違い
ベッドは一般的に、フレームがあって床板があって脚があってという風な構造になっています。
ローベッドは本体フレームの上部に床板が設置できるようになっていますが、フロアベッドは本体フレームの中に落とし込むような形で床板を設置するようになっています。
名前の通り、フロアに直接ベッドの床板を設置するのです。
フレームがなければマットレスの下にすのこを敷いているだけのような状態です。
フロアベッドのメリット
その部屋の床の上に直接設置できるという所が大きなメリットになります。
一般的なベッドのように、本体フレームの上部に床板があり、下部からはさらに脚が床まで伸びているというような構造だと、例えばマットレスの重みであったり、その上に寝転んだ時の体の重みなどの負担を、フレームや脚が受け止めることになります。
ですから、どうしても長く使い続けるとその負担がたまってきて、軋みや変形が現れてしまう場合もあります。
それを防ぐためにも、ベッドに頑丈さが必要になります。
フロアベッドだと、床板を直接床の上に設置できるので、特にフレームに荷重がかかるようなことはありません。
そんなわけでフロアベッドだと耐荷重の心配が少ないので大きなサイズのものも多く、サイズ展開が豊富になっています。
体が大きな人におすすめ
フロアベッドがおすすめなのはまず体の大きい方です。
身長が高かったり、体重が重かったりといった場合でも、フロアベッドだと安心して使えるものが多かったりします。
なんせ耐荷重の心配もフレームの強度の心配もそれほどないので、マットレスにしても200㎝を超えるものが使えるものもあります。
家族全員で川の字で寝たい人におすすめ
また、フロアベッドは連結して大きなサイズにして使うのにも向くベッドです。
ですからそのように使えるようにセット売りされているものも多いです。
種類によってはベッドの中で一番大きいサイズのキングよりも大きいセットもあったりします。
小さいお子さんがいらっしゃる家庭
お子さんがまだ小さい家庭ではみんなで並んでお休みになられることも多いと思います。
フロアベッドだとサイズが豊富であることの他にも、この場合大変メリットが大きかったりします。
なんせ低いのでお子さんの転落の危険性が少なくなります。
耐荷重もそれほど気になりませんし、安心してみんなで眠ることができるでしょう。
また、お子さんが大きくなったら1台1台を分割してお子さんのベッドとして使うなど、融通のきく使い方が可能になります。
フロアベッドは開放感がある
フロアベッドはもちろんその低さもメリットになります。
寝転んだ時に天井までの高さがあるので、開放感を感じながら眠りにつくことができます。
また、部屋のインテリア性から見ても、フロアベッドだと低いので空間が広くなり開放感のある部屋を演出できます。
フロアベッドのデメリット
まあ、ここまで説明してきた通りメリットの多いベッドでもあるのですが、次には今回のテーマであるデメリットを具体的にあげていこうと思います。
①フロアベッドは立ち上がりにくい
今までは普通の腰掛けられるくらいの高さのベッドを使っていたという人にとっては、フロアベッドの低さは大変立ち上がりにくく感じてしまう場合があります。
どうしてもベッドは低くなればなるほどその傾向が強くなります。
腰掛けられるほどの高さがあると立ち上がる時にいったん腰掛けられるのですが、低いとそれがしにくくなりますし、立ち上がるのに力も必要になったりします。
ですから、特に足腰に持病があるような方や高齢者の方だと負担をより感じるでしょう。
②フロアベッドは湿気がこもりやすい
フロアベッドは床に直接置いた床板の上にマットレスを設置するので、床との間にわずかな隙間しかありません。
また、側面はフレームで覆われます。
ですので、どうしても湿気や熱の逃げ場が少ないというデメリットがあります。
湿気や熱がこもりやすくなると、カビやダニが繁殖しやすくなってしまいます。
床板の形状に注意する!
湿気や熱の放散については、そもそもフロアベッドを買う時に注意しておいていただきたいことがあります。
それは床板の形状です。
床板がすのこになっているものも多いのですが、1枚の板状になっているものも中にはあります。
たとえ通気の得られやすいすのこであっても、そもそもフロアベッドは通気が悪くなりがちです。
それなのに、さらに1枚の板状になっていたなら余計に通気が悪くなります。
また、すのこであったとしても、大事なのはそのすのこ間隔です。
1枚1枚の板の幅が広くて隙間の数が少ないものもあります。
できるだけ狭めの板が等間隔で貼られていて、隙間が小刻みにあるものの方が湿気や熱の放散がしやすくなるでしょう。
マメに立てかけて干す!
さらに、マットレスを定期的に立てかけるなどして干す必要があります。
普通のベッドであってももちろん定期的に干すことが推奨されていますが、フロアベッドだと特に頻度を上げる方がいいでしょう。
ただ、マットレスを干す習慣がないという人も多いですし、その習慣があったとしても、大きくて重いのでなかなか億劫だという場合もあるようです。
③フロアベッドは寝る場所だけに特化されがち
腰掛けられる高さのベッドだと下に引き出しやチェストがついていて収納もできるものも多いです。
とにかく高さがあり、床板との間に空間があれば別に引き出しなどがなくてもそこを収納として使えるのですが、フロアベッドではそういうわけにはいきません。
狭い部屋では多機能なベッドが重宝される
例えばワンルームの狭い部屋だと、ベッドのような大型家具は大変場所をとるのでいくつもの機能を持たせることを考える必要があります。
ただ寝る場所だけでなく、他にもソファのように使えたり、収納としても使える方が断然便利ですし、スペース的にも余裕が生まれます。
フロアベッドでもソファのように座れなくもないですが、少し低すぎるので好みも分かれるでしょう。
そういった点が特に狭い部屋ではデメリットとなります。
さいごに
フロアベッドで得られるのは開放感とか安定感とか安全性になり、サイズ展開が豊富な点も大変便利です。
寝るだけに特化したならメリットが多いのですが、今回説明したようなデメリットももちろんあります。
それに対して、どう捉えるかであったり、どう対応するかということをあらかじめ考えておいていただけたらと思います。
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